大人の「見通し力」が子どもに与える影響

子どもが「見通し」をもてなくても
大人が「見通し」を持つことで、
子どもの安心・居心地の良さを生み出せる。

運動の固定概念

運動ってね、
何かを出来るようにさせること
というイメージが未だに強いので
「出来るようになる」
という目標に大人が焦って
引っ張りがちなんです。

しかしです、しかし。

とある保育園さんにて

お世話になり6年目を迎えた
永興藤尾保育園さんでの出来事。

1歳児クラス。
子どもたちは初めての運動あそび。
しかも4月。

子どもたちは
見通しなんか持てる訳もなく
不安、緊張。
泣き出す子。固まる子。

ま、当たり前の姿です。

一方で保育士の方々はというと
ゆとり。
笑顔。
リラックス。
楽しい会話。
一切の焦りなし。

保育士さんが焦らない理由

なぜなら保育士の先生方は
リーべ歴6年。

運動あそびを通して
子どもの心が、体が、
どんな風に成長していくか?
をよくよく知って下さっている。

要するに見通しバッチリ。

そうそう、初めはみんなこんな感じ~

今は幼児クラスの、あの子も泣いてたよな~

あの子も固まってたよな~


でも1年後は!2年後は!3年後は!あんな笑顔で、あんな動きになるんよな~

だから大丈夫。
今はそれで充分。
ゆっくりゆっくり。
緊張するよね〜
不安やんな〜
わっかるで〜
それで普通普通。
ゆっくりでええねんで〜

緊張や不安で
動き出せない子どもたちを
無理に引っ張る訳でもなく
寄り添う。

寄り添いながら
先生たち同士でも会話しながら
ニコニコ。

大人の笑い声、笑顔が溢れる。
暖かい雰囲気。
包み込まれるような雰囲気。
居心地の良さそうな雰囲気。

子どもの姿に変化が

子どもたちは気づけば、
泣く子はいなくなり
ゆっくり自分のペースで動き出し
笑顔で楽しんでくれてました。

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子どもが見通しをもてなくても
大人が見通しを持つことで、
子どもの安心・居心地の良さを生み出せる。

1年目には感じることが決してできない
そんな学びでした。

いや~本間に、大人も居心地良かったです。

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↑この笑顔は、完全に作りよったな。
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